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ブラッククローバー【ネタバレ】169話「黒の暴牛団長VS真紅の野薔薇」感想!

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ブラッククローバー【ネタバレ】169話「黒の暴牛団長VS真紅の野薔薇」

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王都から上がっている煙や爆発を見て、そこから強い魔力すら感じていた貴族たちは、動揺していた。

何だ!とうろたえている最中、突然大量の茨とヤミが姿を現した。

貴族たちは突然の事に動くことが出来なかったが、そんな貴族に向かってヤミが吠えた。

「とっとと逃げやがれぇ!!生き延びねえとぶっ殺すぞぉ!!」と怖い顔で一喝された貴族たちはそそくさと逃げて行った。

ヤミはまだ自分に対して攻撃しようとする茨を前に、剣をかまえて対峙していた。

街は壊されてもいい、人が生きてりゃ国は死なねー!とそんな思いで、さっきの貴族たちをヤミは逃がしていた。

しかし、いくら壊れてもいいと思っていても、対峙している茨をこのまま放置すればひどい有様になる。

そこで、茨の中にいるはずのシャーロットを探そうとするが、シャーロットは薔薇の香りを出して、自分の居場所を隠していた。

「しかしだ、隠れん坊の鬼は得意でなぁ!!」と言い、シャーロットの氣を察知し、そこを”闇纏・無明斬り”で茨を一閃した。

すると中からシャーロットが姿を現して剣を抜き「勘のいい人間だ!」と言いながら、ヤミを攻撃してきたが、寸前でヤミはそれをかわした。

そこでヤミは氣や動き方はシャーロットだが、魔法戦法が違うことに気付く。

得意だった中距離攻撃だけでなく、薔薇の香りの自身の魔力を隠し戦闘をかく乱させただけでなく、近距離攻撃も多彩になっている。

転生しエルフ化したことが影響しているのはあきらかであるが、本来の攻撃よりさらに隙がなくなっているので、ヤミはシャーロットに対して
峰打ちするのは至難だと少し戸惑っていた。

そんな事を考えているうちに幼少期にシャーロットから聞いた事を思い出した。

シャーロットの薔薇は呪いを受けた時に碧くなったと言っていた。

呪いが解けた後も、呪いの影響で薔薇は碧のままだったようだが、エルフ化したことにより呪いの影響が消えたのかもしれないと考えた。

これがシャーロット・ローズレイの茨魔法の本当の戦闘力にヤミは驚いていた。

しかし「負けん気で呪いの力も逆に利用して強くなった女が、別の女に魔法を使いこなされてザマァねぇな、ツンツン女王!!」と
シャーロットを挑発しながら、二人は戦い続ける。

そこへ「姐さぁーん!」とヤミの後ろから、傷だらけのソルがゴーレムに乗ってやってきた。

ソルはシャーロットが自分たちを攻撃したのは何かの間違いだったのではないかと、その真相を確かめに来たのだ。

だが、エルフ化したシャーロットは「なれなれしいぞ人間!私にいるのは弟だ。妹などいない!」と一喝し、ソルは顔を歪ませた。

それでも食い下がるソルにヤミが、シャーロットは魔法で操られていると伝え、シャーロットの相手は自分がすると伝えた。

そしてヤミは自分が持っていた黒い球を渡し、「これを持って安全な所に逃げろ」と言い、ソルに黒い球を預けた。

しかし、男の頼みは聞かない、自分がシャーロットを正気に戻すと言って、シャーロットの元へ駆け出した。

しかし、シャーロットの高濃度な魔力空間の中では、魔法が上手く使えず、自分はロクに戦えないと絶望したが、「私が死んででも、
姐さんの目を覚まさせる!」と言った途端、闇に胸倉を掴みあげられた。

「ふざけるな。今のオレ達の使命は護ることと生き残ることだ!!アイツの為にもてめーは生きなきゃなんねーんだよ。バカヤローが!!」と
一喝された。

そこで自分ではどうにも出来ないと悟ったソルは泣きながら「姐さんを、碧の野薔薇団長をお願いします」と頼んだ。

その直後、ヤミがソルを突き飛ばした瞬間、茨の檻に捕らわれたヤミに「オマエはもう逃げられんぞ」と言ったが、ヤミは逃げねーよと
言いながら黒魔法”黒穴”を発動させ、檻を吸い込んだ。

「部下が泣いてやがるぜ。何好き勝手やらせてやがる。そんなヤワな女じゃねーだろ…シャーロット!」とヤミが怒鳴ると、シャーロットが
ピクッと反応した。

すると、ヤミの強さを認めたエルフ化したシャーロットは、急激に魔力を増大させ攻撃の準備を整える。

するとヤミは剣を構え、「全力で殺さず取り返す」と言い、魔法を発動させた。

シャーロットも同時に攻撃し、ヤミの攻撃がシャーロットの茨を一刀両断した。

ブラッククローバー169話感想

今回はヤミが大活躍し、とてもカッコいい回と思えた回でした。

まず口が悪かった感じは否めませんが、貴族たちを逃がした後の言葉にグッときました。

街は壊されてもいい、人が生きてりゃ国は死なねー!と言い、シャーロットの茨の攻撃から街を護っていたのが印象的でした。

街を壊されても、人が生きている限り、何度でも再興することが出来るが、人が死んでしまえばもうどうしようもないという素晴らしい
考えだと思いました。

シャーロットが薔薇の香りで魔力を隠した時も、「隠れん坊の鬼は得意でなぁ!」と言う一言に、二人の小さい時からの絆みたいなものを
感じてしまいました。

いくら隠れても氣を探し出して見つける、そんな事はヤミ団長だったからこそ、出来た芸当だったのかもしれないと思いました。

ソルが出てきた時には今は操られていると丁寧にフォローし、この戦闘から安全な所へ送り出そうと気遣うところは感動しました。

しかし、それを気にも留めないで、シャーロットの元に向かうソルも笑えました。

いざシャーロットの元へ向かうと高濃度の魔力を前に、自分の魔法が上手く使えなかったが、死んでも助けると言った瞬間のヤミの
「今のオレ達の使命は護ることと生き残ることだ!」と言った言葉が頭から離れません。

自分を投げうってでもシャーロットを助けようとしたソルの気持ちを変えるには、十分なインパクトだったと思います。

その後、泣きながら「碧の野薔薇団長をお願いします!」と言ったソルの顔は、頭から離れませんでした。

シャーロットとの戦いで、エルフ化したシャーロットが「認めよう。お前は強い!だから全力で殺しておく!」と言ったのに対して、
ヤミは「テメーの事はずっと認めていたぜ」と返した時は涙してしまいました。

今まで言い合いをしてきてはいたけど、お互いに実力は認めていたとはっきり言葉にしあえた事に感動してしまいました。

ブラッククローバー170話考察

今回はヤミの独壇場だった回でした。

次回からはシャーロットを取り返すためにヤミは全力で戦うのだろうと思います。

団長同士の戦いになるので、激闘になるとは思いますが、シャーロットを目覚めさせることは出来るのかがポイントになってくると思います。

今回もヤミの言葉に一瞬ではありますが、シャーロットと呼んだ時に反応していたので、ヤミの呼びかけに応えるのも十分に考えられると
思います。

またシャーロットはエルフ化しているので、全力でヤミを殺しに行くことが出来ますが、ヤミは殺さずに取り返さなければいけないので
その点は不利になってくると思います。

でもヤミ隊長なら、やってのけてしまうのかもと思えるのが、不思議ですね。

今後の展開を楽しみにしています。

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