ブラッククローバー【ネタバレ】173話「クローバー城」
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エルフ化している金色の夜明けのメンバーたちが、すごいスピードで王城へと向かっていた。
「もうすぐだ…毒巣共(どくそうども)…!!」と言っているランギルスを先頭にして、もう間もなく城に着くと言ったところまで迫ってきている。
そのころ王城の中では、王がヴォ―ド家の当主達を問い詰めていた。
選抜試験で暴挙を働いた其方らの息子が反逆者だと言う疑惑が王の耳に入ってしまったため、ヴォ―ド家の当主達に説明を求めた。
ランギルス達の父親でもあるヴォ―ド家当主は「何かの間違いです…!!我がヴォ―ド家からそのようなものが出るワケが…!!」と応え、妻もそれに同意していた。
しかし王の怒りは収まらず、「そんな噂が出る家に嫁に行かせるワケにはいかんな」と言っていたが、近くにいたランギルスの婚約者であったフィーネスが庇った。
「大叔父様…私は気にしておりません。どうか寛大な処置を」と言い、王の怒りを何とか鎮めようとしていた。
そこに家臣が大変だと駆け込んできて「王都近郊にて多数の攻撃魔法による襲撃が」と報告している最中に国王が一喝する。
「そんなものは貴様等で何とかせんかァ!!魔法騎士団は何をしておるのだ!?」と家臣に怒鳴りつけていた。
その頃、城門では金色の夜明けのメンバーが揃っていた。
王城騎士隊の一人が「ここは我々『王城騎士隊』が守護している!オマエ達は早く王都の国民たちを」と言っていると、王城騎士隊の言葉には答えず、ランギルスが
「オレ達が用があるのはその向こうの人間共だ」と言い放った。
ランギルスがそう言った瞬間、王城騎士隊の雰囲気が一変した。
「この非常時に何をふざけている!?この先の三大王家の居城はいくら魔法騎士であっても許可なく立ち入ることは絶対ならん!!」と怒り出した。
しかし、そんなことは気にしていないかのように「それは人間が勝手に決めたルールだろ?」とランギルスは言い放った。
それ以上話し合いをしても埒が明かないと思ったのか、ランギルス達は城門を攻撃し、強行突破をしようとした。
王城騎士隊も黙っているはずもなく、「謀反だ!取り押さえろー!」と反撃しようと魔法を発動させ、ランギルスに攻撃しようと試みた。
しかし、金色の夜明けのメンバーが羅針盤魔法”心在らずの逆針”を発動させると、ランギルスを攻撃しようと発動させた魔法を跳ね返してしまった。
「後は任せるわ」と言い残し、城門の中へ進み、メンバーは左右に分かれて進行していった。
ランギルスも真っすぐ王城へと進んでいった。
その頃、王都の屋根からフィンラルとヤミが、戦闘を終えた城門を見ていた。
「じゃぁやっぱりあの城門の穴はランギルスが…!!」と、自分の弟がやった出来事に青ざめていた。
「王族なんざ別に知ったこっちゃねーが…特に強いのが大勢城に入って行きやがった。町は他の魔法騎士に任せて城に行くぞ」とフィンラルに言った。
「はいっ!!」と元気よく返事をすると、自分の空間魔法を発動させた。
フィンラルの空間魔法で作った空間を出ると、王城騎士隊に攻撃をしていた金色の夜明けのメンバーがまだ城門に4人も残っていたのだ。
フィンラルはエルフ化している彼らの強い魔力を感じ取り、内心震えていた。
ヤミもフィンラルと2人でこの人数はキツイと考えていた。
そこへ、突如エルフに向かって、斬撃が飛んできた。
そこにいたのは、翠緑の蟷螂団(すいりょくのとうろうだん)団長 ジャック・ザ・リッパーだった。
「どいつもこいつも体乗っ取られやがってよぉ…。楽しませてくれるじゃねぇか!!やっぱ一番裂きがいのあるヤツが来るのは…城だよな!?」と独特な登場をはたした。
ヤミも援護に来たのが翠緑の蟷螂団 団長だと知り、「よりにもよって援軍がこの奇人ですか」と残念そうにつぶやいた。
するとジャックも「テメーから裂かれてーかヤミ」と言い返した。
団長二人が些細な言い争いを続けていると、エルフ化した金色の夜明けの一人が「誰一人生かしては置かんぞ人間共…!!」と鎧を纏いながら言い放った。
ジャックが鎌を振り上げ断裂魔法”デスサイズ”を発動させるが、跳ね返されてしまった。
「この程度では私の魔法は斬れんぞ」と言われるとエルフ達は一斉に攻撃をし出してきた。
負傷している王城騎士隊の人達を非難させていたフィンラルも、エルフ達の猛攻を見て、団長達ですら苦戦を強いられているのを見て焦っていた。
しかし、団長達は全く焦っておらず、ジャックが再び断裂魔法を発動させた。
また同じかと余裕のエルフとは裏腹に、鎧は見事に真っ二つに切れてしまった。
ジャックは刃の性質をを敵に合わせて変化させていたのだ。
「オレに裂けねぇモンはねぇ…!!さぁ、ブッ裂き甲斐…見せてみろやぁ!!」とエルフ達に言い放った。
ブラッククローバー173話感想
今回はエルフ化している金色のメンバー達の侵略がメインでした。
王城を進入するべく、まず城門を目指していましたが、最後に言い放った「毒巣共」の一言は凄く印象に残っています。
一方で王城の中では、国王がフィンラルとランギルスの親であるヴォ―ド家当主への問い詰め方が少し意地悪だったように感じました。
また家臣が王都での襲撃を報告すると、「自分達で何とかしろ、魔法騎士団は何をしている」と自分の国の事なのに他人任せにし、さらに当たり散らすような態度が少し
偉そうに感じてしまいました。
また、城門に到着したランギルス達は、最初は城門を守護している王城騎士隊と話して中に入れて貰おうとしていたのは意外でした。
最初から強行突破していくのかと思いきや、結局城門を壊し突入していくと言う結果にはなりましたが、何かあるのか少し気になります。
ヤミとフィンラルも王都で色々動いていたようですが、城門の攻撃されたのを見ると、強い団長級のエルフ達が城に向かったと踏んで、向かわざるを得なかったのかなと
思いました。
ヤミの発言した「王族なんざ別に知ったこっちゃねぇーが」と言う発言には、少し笑ってしまいました。
王族を守る気はないけれど、王国や国民たちを守るため、魔法騎士団としての決意みたいなのを感じて、感動してしまいました。
しかし、城門に着くとエルフが4人も残っていたのは想定外だったと思いますが、2人ではキツイとヤミが思った時に援軍がきたのはスゴイなと思いました。
しかも、そこに現れた援軍が翠緑の蟷螂団 団長ジャック・ザ・リッパーだったと知った瞬間のヤミの顔は笑えました。
「よりによってこの奇人ですか」と心底残念そうにしていましたが、本心では実力は認めていたと思うので、心強かったはずです(笑)
ブラッククローバー174話考察
今回は金色のメンバーの城門を突破した所まででしたが、今後は城内での戦闘を描いていくことになると思います。
魔法騎士団で今城門の前にいるのは、ヤミとフィンラル、ジャック・ザ・リッパ―の3人だけですが、今後はアスタやユノ達との合流も予想できます。
また金色のメンバーもランギルスをはじめ、強いメンバーが揃っていますが、こちらもエルフ化していない団長たちもいますし、続々と王城に集結してくるのではないかと
思います。
しかし、エルフ達もまだ全員が王城に集まったわけではありません。リヒト達はまだきていないが、目的地は王都だったので近くにはいると思います。
これから戦いが激化していく中で、各自戦力が十分に揃い、エルフvs魔法騎士団という図式になったときに誰と誰が戦うのか、また転生魔法でエルフ化してしまった仲間たちを
元に戻せるのかと言う点に置いても注目していきたいと思います。
今後の展開を楽しみにしています。
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