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鬼滅の刃【ネタバレ】127話「勝利の鳴動」感想!

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鬼滅の刃【ネタバレ】127話「勝利の鳴動」

珠世から竈門炭次郎に宛てられた手紙には、禰豆子の血の成分が何度も変化している事や、近いうちに太陽を克服するであろう事がしたためられていた。

そして、鬼殺隊隊員・竈門炭次郎の目の前には———
日の光を浴びて焼けたはずの妹・禰豆子が微笑みながら立っていた。

人間に戻ってはいないが、無事でいてくれた事に素直に喜び、涙で抱きしめる炭次郎。
と、炭次郎は力尽き、突然その場に倒れ込むのであった。

森の奥では、竜(と)小石(かげ)と対峙していた恋柱。力尽きる寸前に敵が塵となって霧消する。
炭次郎達が勝利したことを悟った恋柱は、その場にへたり込む。

その時、遠く離れた屋敷で、
子供姿の鬼舞辻無惨が、「太陽を克服する者」が生まれたことを敏感に察知していた。

「禰豆子を取り込めば太陽を克服できる‼」
狂喜のあまり大人化して周りの人間を血の海に染める。

無惨は平安時代から「太陽」を克服することを目指して生きてきたのだった。

そして、禰豆子は気絶した炭次郎を背負い、みんなの元へと運んでくる。
重傷の霞柱・時任無一郎もそこに駆けつける。

炭次郎、禰豆子、玄弥、小鉄少年、恋柱、無一郎は全員で抱き合い、
束の間の勝利に笑い合うのであった。

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1. 珠世さんからの手紙

炭次郎さん、十二鬼月と禰豆子さんの血を提供してもらいありがとう。
この短期間で禰豆子さんの血の成分は何度も変化しています。
禰豆子さんがなぜ幼い状態のままで自我を取り戻すことが出来ないのか?
それは恐らく禰豆子さんにはそれよりも重要で、
優先すべきことがあるのではないかと思うのです……。
 
これは完全に私の憶測ですが———
禰豆子さんは近いうちに太陽を克服すると思います。

珠世さんから炭次郎へ宛てられた手紙。
それには禰豆子がいずれ太陽を克服することが克明に予言されていた。

そして、朝日が輝く眩し過ぎる光の中に……禰豆子は立っていた。

「禰豆子…良かった。」 炭次郎は大粒の涙を流すのであった。

珠世さんは———予(あらかじ)め禰豆子が太陽を克服することを予言していた‼

さすがは鬼の研究者。禰豆子以外で唯一、鬼舞辻の呪縛を逃れた女性の鬼である。
彼女の特殊な血液にすぐに気付き、経験と緻密な推理から太陽の光を克服する事を
早い段階で想定していたのだ!  これには流石(さすが)の一言しかない。

そして、炭次郎の「涙」の美しさといったらどうだ!
何の穢れも邪念もない、素直な喜びだけのまるで赤ちゃんのような涙。
汚れ切った私の心も一緒に洗い流されるような清々しさを味わえてもう感涙‼

2. 鬼と笑顔と

「よ、よかった。 だい…だいじょうぶ。」
禰豆子が優しい笑顔を作る。

だが彼女の目の色は鬼のままで、口元にはキラリと牙が光っている……。
「よかったねぇ、ねえ。」

まだ人間に戻ったわけじゃない…。
炭次郎の表情がほんの少しだけ曇る。
「二人ともありがとな。」
里人たちが2人に向かって礼を言う。
「いや…ホントに禰豆子ちゃんが塵になって消えなくて良かった。」

ガシィ。 炭次郎は「塵」という言葉に過敏に反応し、禰豆子をギユッと抱きしめる。

「うわああああ。無事でよかったああ‼」
「よかったねぇ。」禰豆子は輝く笑顔で答える。

「………」 その光景を遠くから見守る玄弥。
「良かったな炭次郎。禰豆子。」 彼の顔にも朗らかな笑顔が広がっていた。

と……  ガクーッ   突然炭次郎が気を失って前へと倒れ込む。

「うおおお‼ 唐突に限界がきた!」
「竈門少年、しっかりするのだ!」里人達が口々に心配する。

「よ かっ た …」
炭次郎の中で、ずっと張りつめていた糸が切れて……
幸せと喜びの渦の中、完全に意識を失ったのであった———。

一方、少しだけ時間を遡って森の奥では———、
「ぎやあああ~~~!!! もう無理‼」
疲れ果てた恋柱が「竜(と)小石(かげ)」と「上弦の肆・憎珀天」を前に、限界を迎えていた。

が…… ドパッ‼ 
「⁉」 ボロボロ…  いきなり怪物や鬼が塵と化して霧消する。

「ひゃあ、助かった…‼ 炭次郎君たちが本体の頸を斬ったんだ。」
全てを悟り、その場にへたり込む甘露寺蜜璃であった—————。 

まずは美しくも可愛らしい笑顔で語り掛けてくる禰豆子に大感動‼
彼女が人間の言葉を話すのは第1話以来ではないか‼ ここまで長かった~!

が、彼女は鬼のままで、完全に安心できないのは確かである。
この事がこれから先、彼女にどんな影響を及ぼすのか全く読めないからだ。
この一抹の不安を感じているのは私だけではない筈だ。

これからもじっくりと彼女を見守っていこう。

あと、特筆すべきは不死川玄弥の朗らかな笑顔⁉
彼のこんな表情も初めてで、すっごい人間臭さが滲み出ていて超好感が持てる。
「なんだ玄弥、やればできるじゃん!」と思わず突っ込んでしまった!(笑)

3.鬼舞辻無惨の狂喜と狂気

———炭次郎から遠く離れたとある製薬会社の大きな屋敷でのこと。
散らかった部屋の中、子供が…本棚の方へ向いて佇んでいる。

「あら俊國、どうしたの?」
母親らしき女性と、メイドの若い女性が戸口から入ってくる。
「まあ、こんなに散らかして。」

「ついに太陽を克服する者が現れた…‼」子供は手で顔を覆って叫んでいた。
が、その手や顔の血管は醜く浮き出し、両目は狂暴に光輝いている。
そう、この子供こそが「鬼舞辻無惨」、彼がこの世をしのぐ仮の姿なのであった。

パカッ  刹那、母親と思しき女性の首は空中に跳ね飛ばされていた。

「これでもう青い彼岸花を探す必要もない。クククッ。」
ざわざわと子供の体が脈打つ。
「永かった…‼ このために増やしたくもない同類を増やし続けたのだ。」

「十二鬼月の中にすら現れなかった稀有な体質、選ばれし鬼。」
メキメキ、メキ。 すでにそこに子供の姿はなかった。

「あの娘を喰って取り込めば、私も太陽を克服できる。」
そこには、狂喜した鬼舞辻無惨本来の姿があった‼

「キャアアア‼ 人殺し‼ 化け物‼」 グシャッ。
メイドは一瞬で潰され、血の海に泳いでいるのであった。

————そして時は〝平安時代〟へと遡る。
鬼舞辻無惨を「鬼」にしたのは善良な医者であった。

彼は二十歳になる前に死ぬと言われていた。
医者はそんな彼を少しでも生き永らせようと苦心していた。

しかし、無惨は病状の悪化に腹を立てて、その医者を殺害してしまう。
が、皮肉なことにその医者の薬が効いてきたと分かったのは、
医者を殺して間もなくの事であった。

そして、無惨は強靭な肉体を手に入れたかのように見えた……が、問題があった。

〝日の光の下を歩けない〟

日光に当たれば死ぬのだと本能が教えるのである。
人の血肉を欲するのは人を喰えば解決する為、何も問題はなかった。
ただ、昼間に動けない事が屈辱であり、怒りが沸々と湧いてくるのである。

「日の光でも死なない体になりたい。」

この思いだけが無惨をつき動かしていた。
医者が作った薬は調合が試作段階だった為、無惨にその作り方は分からなかった。
その薬の名を〝青い彼岸花〟という。

その薬に〝青い彼岸花〟が使われているようだが、果たしてそれがどこに生息し、
栽培ができるのか知っていたのは無惨が殺したその医者だけだった。
そしてどこを探してもそれは見つからなかった。

その後、無惨は完全体となるために———
① 青い彼岸花の探索
② 太陽を克服できる体質の者を探すこと
————この2つを最優先としてきたのである。

禰豆子が太陽を克服した今、彼女を巡ってこれまでにない苛烈で凄まじい戦いの火蓋が、
切って落とされようとしていたのである。

とうとう明かされる〝鬼舞辻無惨の過去〟と、その〝目的〟⁉
時代はかなり古く、「平安時代」が始まりだったとは‼
長生きし過ぎの鬼舞辻無惨。大大大長老である。
 
しかも鬼になった切っ掛けは「医者の薬」。 うーん、これも意外。
そして同類を増やしたくないが増やしていたと、どこまでいっても自己中男なのである。

それにしても怒りに任せて医者を殺害って……あまりにも短絡的過ぎるだろう!
いつも太陽に命を脅かされ、その結果夜しか活動できなくなってしまう。
薬である〝青い彼岸花〟も作れない。 これはもう完全に自業自得ってこと。

まあそのおかげで無惨が「不死身の完全体」になる事を自分で防いでくれている様なもの
だから、それはそれでオッケイで大正解なのかもしれない。

鬼舞辻無惨の「自業自得」バンザイ‼ とでも言うべきだろう。

4. 安らぎのひと時

(意識を失った炭次郎を禰豆子が背負い、みんなの所へと運んでいく。)

「炭次郎、大丈夫?」
大ケガで重傷の時任無一郎が小鉄少年につかまって、炭次郎の顔を覗き込む。

「あ…時任君」(炭次郎は目を覚ます。)
「良かった… 無事で…、刀…ありがとう…」

「こっちこそありがとう。」
無一郎は弱々しい笑顔を浮かべる。
「君のお蔭で大切なものを取り戻したよ。」

「え…そんな」炭次郎は少し戸惑う。
「何にもしてないよ俺…。」
ダダダダダ…  遠くの方から物凄い勢いで影が近づいて来る。

「みんなあああ‼」それは恋柱・甘露寺蜜璃であった!

ガバーッ。
「うわあああ 勝ったぁ!」 (彼女はその勢いでみんなに抱きつく。)
「みんなで勝ったよ。」    (顔を涙でくしゃくしゃにして……)
「凄いよおお‼」      (全員をギュッと抱き寄せる。)

禰豆子が、炭次郎が、顔を真っ赤にした玄弥が、小鉄少年が、恋柱が、
そして時任無一郎が———

みんなの心が一つになって喜びを分かち合い、ひと時の安らぎを噛みしめる。

「よかったねぇ。」
みんなの笑顔の輪の中で————
ひときわ美しく輝く禰豆子の笑顔が、可憐に優しく咲き誇っているのであった。

全員集合‼ 待ちに待った喜びと穏やかな時間がみんなを優しく包み込む。
時任君もすぐさま駆けつけて素直に炭次郎に感謝を述べる。
彼も炭次郎と出会い変わったのだ。 優しく、強くなったのだ。

無一郎本来の無表情と愛想のなさが、すっかり無くなって……
こんなにチャーミングになったら、こりゃまた女性ファンが増える事間違いない‼

それに比べて相変わらず滅茶苦茶で、ド天然なのが恋柱・甘露寺蜜璃さん。
声いっぱい、行動いっぱい、体いっぱい、心いっぱいの嬉しさをみんなに伝える。
ホント「今どき女子」のパワー炸裂である。

そんな中、不死川玄弥の意外な一面も垣間見ることができる。
恋柱にギュッと抱きしめたられた時の彼の顔ったら… 
ユデダコのように真っ赤ではないか‼ なんて初心(うぶ)なやつ。
これは女子の母性本能をくすぐる事確定だ。彼にも女性ファンが増える事を祈ろう。

そしてトリはやっぱり禰豆子‼
全ての人を惹きつける、あの魅力的な笑顔にやられない人間はいない。
最強のキラー・スマイルだ‼  もう参りました!  

鬼滅の刃128話の考察

今回は上弦の肆・半天狗との戦いの後の、ほんの束の間の「戦士たちの休息」が、
「禰豆子の復活・再生」と「鬼舞辻無惨の狂気の歴史」を挟む形で描かれる。

「禰豆子」と「無惨」、特にこの2人の違い———

彼女の新しい世界と彼の古い世界。
彼女の人を守る世界と彼の殺戮の世界。
彼女の純粋な世界と彼のあまりにも邪悪な世界。

————が鮮やかにクッキリと浮かび上がってくるかのようだ。

そして今週の「キイ・ワード」、みなさんはもうお気付きだろうか?
そう、それは〝笑顔〟である。

炭次郎の素直な涙+笑顔。
禰豆子の穢れなき輝く笑顔。
無惨の邪悪と狂気の入り混じる笑顔。
鬼殺隊全員の純粋な喜びの笑顔。

どこをとっても笑顔、えがお、エガオなのである‼

特に禰豆子と鬼舞辻無惨、2人の笑顔に注目してほしい。
2人とも同じ鬼だが、その笑顔は本質的に全然違うものである。
一言でいうと「善」と「悪」の笑顔なのである。

しかし、こんなにも笑顔に包まれる回も珍しい。
最初から最後まで笑顔という額縁に入った絵画を見ているような錯覚すら覚える。
そして、この笑顔はまた次へと繋がっていく「架け橋」になるのである。

さてさて! 来週である。
この笑顔が照らす明るい未来がさらにいっぱい描かれていくに違いない。

その笑顔がさらなる笑顔を生んでいく。
その「笑顔の連鎖」は、限りなく無限に広がっていくのだ。

さあ! 我々読者も「笑顔の連鎖の輪」に加わり、「明るく」そして「温かく」
来週を迎えようではありませんか‼

ほら、耳を澄ますと禰豆子の言葉が聞こえてくる————。
   
「よかったねぇ。」と!

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