ブラッククローバー 184話「夢想の世界」
珊瑚の孔雀団長ドロシーVS黒の暴牛
ドロシーの想いのままになる幻惑の界(グラマーワールド)。
なんでも想いのままとか無敵じゃん!そんなで攻撃されたら回避しようがないじゃん!
しかし、黒の暴牛にもいました!無敵に思えるような魔法が使える者。
それは、バネッサです。運命を変える糸魔法でドロシーの攻撃を回避し、チャーミーの魔法で魔力で回復しながら立ち向かいます。
しかし、まったく手を緩めない攻撃が黒の暴牛を襲います。
ラック、マグナ、サリーの協力もあり、なんとか攻撃を防ぎますが、このままでは勝つのは厳しいという状況。
さらに、幻惑の界(グラマーワールド)内の者はだんだん眠くなるという恐ろしい能力があったのです。ますます勝てなくね?という感じですね。
どんどん眠気が強くなっていく、黒の暴牛のメンバー達。
このままでは……その時サリーがあることを思いつく。
ドロシーが思い描いたものが出現するということはこちら側が口にしたものをドロシーがイメージすると、それが幻惑の界(グラマーワールド)に出現するのでは?という考えです。
その考えは見事に的中し、ドロシー自身に幻惑の界(グラマーワールド)の出口を創らせることに成功。ここから脱出なるか?!というところで今週は終わりでした。
出口を創らせることには成功しこの世界から出れたとしても、ドロシーを簡単に倒せるとは思いません。何て言っても、魔法騎士団の団長ですからね。しかし、このことを利用してかなり戦況が良くなるのは確かだと思います。このまま、黒の暴牛が押しきるのか、それともドロシーが新たにものすごい魔法をだすのか、この戦いはまだ続きそうなのでものすごく楽しみですね。
また、外での戦いも気になるところです。今後もこのエルフVS人間の戦いがヒートアップしていく予感しかしないのでほんとに楽しみです!
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ドロシー団長が発動した夢魔法“幻惑の界(グラマーワールド)”に閉じ込められてしまった5人。
「何だこのミョーチクリンな場所はァ!?」とキレているマグナに対し、バネッサが「珊瑚の孔雀団長…おそらく彼女の魔法だわ…!!」と的確に返した。
「端が…終わりがないよ…!」と緊張感のない言葉を口にしたラックに対して、マグマが「ありえねーだろバカラック!」と悪態をつくとラックも反撃していた。
目を空けているドロシーが「…ありえないことがありえるのが…この”幻惑の界(グラマーワールド)”」とむにゃむにゃ言いながらも言い放つと、ラック達が立っていたベッドが急に植物に変化していた。
「すべては私の…思うがまま」と口にすると、グラマーワールドの中にバクのような動物が姿を現しだした。
すると「何か変な生き物出てきたぞ」と焦るマグナに対して、チャーミーは呑気に「アレおいしいですかねっっ!?」と何とも場違いな発言をしていた。
ドロシー団長が「だからアナタ達に…勝ち目なんかない」と言ったかと思うとバクのような生き物の口が突然大きく開き、牙がたくさんある口に皆飲み込まれてしまった。
「永遠に…おやすみなさい…」とドロシーが言うと、先ほど食べられたはずの5人が出てきたのだった。
バネッサの魔法により、結果を変えたので何とか助かった。
それを見たドロシーは『結果が変えられた…!?やはり理に干渉する魔法…!』とバネッサの魔法を警戒する。
すると今まで静かにしていたサリーが「すっごぉーい!!何なのこの世界っっ!!」とグラマーワールドの中をじろじろ見ていると、「一人の魔導士が作り出せる魔法としては最大級じゃないかな!?」と興奮気味に言ってきた。
そしてバネッサの猫を見てもすごいと興奮しているサリーに対して、「アナタは黒の暴牛じゃないしみんなから離れると効果が及ばないから!」と忠告していた。
ドロシーの夢魔法、バネッサの糸魔法。この二人を見てサリーは『この2人の魔女すぅごぉーーい!あ~~研究したぁぁ~~い』と鼻息を荒くしていた。
バネッサの魔法は魔力の消費が激しいのでチャーミーが「魔法を使ったらゴハンを食べて魔力回復ですよっ!!」とバネッサに食べさせて、魔力回復に貢献していた。
サリーの興味もひいたようで「魔女じゃないんだよね?」との問いに、「はい、私はただの食いしん坊です」と淡々と答えていた。
するとマグナが「このワケわかんねー場所も魔法だってんなら…アイツぶっ倒しゃー出られるぜ!!」とドロシーを直接攻撃しようとし、それにラックも加勢した。
しかし、ドロシーはグラマーワールドにあったぬいぐるみから魔法を繰り出し、二人の攻撃を防御した。
それに対しラックは「どんな属性の魔法も出せちゃうのかな!?何をどこまで出せちゃうのかな!?」と強敵に喜んでいる様子だったが、マグナはドロシーの魔法をどう攻略しようかと悩みながらも、ラックと言い合いをしていた。
その様子を見たバネッサが「アンタたちフザケてる場合じゃないわよ」と喝を入れる。
『防御の要の私とまりょいう回復のチャーミーがこの世界に捕まってるのはマズイ…早くみんなのところに戻らないと』とこの状況に焦りを感じているバネッサ。
しかし、ドロシーの攻撃は続き、それをバネッサの魔法、ルージュの力で運命を操作し攻撃が当たることを回避させていたが、それでは防戦一方だ。
チャーミーのゴハンを食べながら頑張るバネッサだったが、ドロシーは回復にも限界があると判断し、グラマーワールドに水を発生させ、そこから無限に生まれ続ける刃の魚を作り出し、無限に攻撃を仕掛けていった。
チャーミーのゴハンも刃の魚に食べられピンチかと思いきや、急にサリーがラックに水を全力で攻撃するように指示する。
ラックが雷魔法”迅雷の崩玉”を繰り出すも全く聞いている様子はなかったが、サリーは次にマグナにも全力で攻撃するように指示する。
今度はマグナが炎魔法“極大爆殺轟炎魔球”を繰り出すと、サリーが『僕の推測通りにアレが本当に水なら爆発する』と言う読み通り、ドロシーが作り出した水が爆発し、みんな呆然としていた。
何が起こったのかというバネッサの疑問にサリーが「水を電気分解して発生したモノに火をつけると爆発するんだよ」と笑顔で応えていた。
危険だと文句を言うマグナに対して、「ネコで回避できるから大丈夫じゃん」と一応みんなの安全も考えていた。
わかったこともあると言ったサリーがドロシーの魔法について解説し始めた。
「① 彼女が出してるモノは彼女がイメージしたもの、そのもので構造もそう!だから現実と同じ理屈が通じる」と言うサリーの後ろでチャーミーが刃の
魚を焼きながら美味しそうに食べていた。
「② それによって発生した事象や僕らが出した魔法それ自体を思い通りに出来ない」と言い放った。
そして、間を置いて言うと「③それでも彼女を倒すのは難しい」と言った。
「こんなのラチが明かないじゃないの!」と言うバネッサに対して、マグナも「早くここから抜け出す方法を見つけねーと…!!」と焦っている二人。
ドロシーが「もうそんな時間はない」と言うと、チャーミーが「眠たい」と呟き眠りそうになっていた。
マグナが「寝ている場合じゃねぇぞ~」と起こそうとしたが、その眠気はバネッサにも襲ってきていた。
するとドロシーが「グラマーワールドに存在する者は…だんだんと眠くなってくる…そして眠った者は…もう二度と目覚める事はない」と恐ろしいことを口にした。
みんな眠気と戦っているなか、サリーにも眠気が襲ってきたが、サリーが急にドロシーに向かって手をマルにして目に当てると、「これっっ、何だかわかるかなぁ!?正解は”メガネ”だよ」と言うと、サリーの目の前に本物のメガネが現れた。
どういう事だと困惑するマグナに対して「だから彼女が想ったモノが出現したんだよ」と解説した。
すると今度は「この世界からのぉ~~出口!!出口!!!出口!!!!創ってよっっ!」とドロシーに向かって大声で叫んだ。
すると扉が辺り一面に現れた。
「一度頭に思い浮かべたモノを意識して消すなんてフツーは難しいからね~」とドロシーの魔法の攻略法が少しわかって笑いながら言うと、マグナも「アイツが無敵なのはこの世界でだけ!!脱出さえすればどうにかなる!」とこの戦いに自分達が助かる希望を見出して喜んでいた。
ブラッククローバー184話「夢想の世界」感想!
今回はサリーが大活躍でした。
今まで魔法の研究をしていただけあって、魔法に関する知識は半端なく、そこからドロシーの魔法を分析して攻略法まで見つけるとは大したものだと感心してしまいました。
今回はサリーが指示を出し、ラックとマグナの魔法を利用して大爆発を起こさせた場面では、普段からの実験の成果みたいなものを感じました。
しかも危険だと指摘するマグナに対して、バネッサのネコがいるから大丈夫と自分達の安全の事まで配慮していた事に少し驚きました。
自分勝手な印象がありましたが、それが今回の戦いで違うものに変わりました。
最初はドロシーのグラマーワールドの世界に困惑していたバネッサ達でしたが、徐々に落ち着きを取り戻しどう攻撃すればいいか自分達で考えながら攻撃していたのが黒の暴牛のみんならしくて格好良かったです。
また、バネッサのルージュによる運命操作も要所要所で大活躍していたと思います。
バネッサはこれしかできないと言っていましたが、運命を操作し攻撃を回避していたのは、すごい事なのだからもっと自信を持っても良いのになと思わずにいられませんでした。
サリーの魔法に対する興味は、ドロシーの夢魔法、バネッサの糸魔法と2人の魔女の競演に大興奮でしたが、チャーミーの魔力回復魔法にも食いついていて、珍しい魔法には反応するのかと思うと可愛かったです。
ドロシーもバネッサの理に干渉する魔法での絶対回避、チャーミーの魔力供給を目の当たりにして簡単にはいかないと警戒していたのが、さすが珊瑚の孔雀団の団長を務めていた人なだけあると感心してしまいました。
ブラッククローバー185話の考察
今回はドロシーのグラマーワールドの世界に苦しめられていた5人でしたが、サリーのおかげでピンチを脱却出来たのは凄かったと思います。
今後はグラマーワールドから脱出し、アスタ達の元へ戻ることが最優先事項であるとは思いますが、そう簡単にいくとは思いません。
今回、最後の場面でサリーがこの世界からの出口をドロシーに作らせていましたが、ひとつではなくたくさん作られていたので、これのどれがもといた場所につながっているのかと言う疑問が出てくると思います。
そうすると、たった一つの正解の扉を見つけるのは時間がかかり、簡単に脱出できるものではなくなり、困難を極める事も予想できます。
また団長まで務めたドロシーがこのまま黙って出口に向かわせる訳はないと思うので、眠気を我慢し攻撃をかわしながら出口までみんなでたどり着けるかも疑問を抱くところであると思います。
しかし、今回のようにサリーによるドロシーの魔法の攻略法がまだ出てくるようなら分からないのでサリーの活躍に期待したいです。
次の展開も楽しみにしています。
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