ランウェイで笑って52話のあらすじ
経済的な問題が解決し、芸華祭ファッションショーに向けて準備を進める育人。
ようやくショーのテーマを決めますが、そのテーマ「和」は……
育人が苦手なメンズ服製作の知識を必要とするものでした。
そのことに気付いた育人は困惑します。
それでもライバル綾野遠に遭遇し
「悔しがる顔が見てみたい」とショーに向けてのモチベーションを上げました。
その帰り道のこと。
育人は一次予選の対戦相手である龍之介が
「綾野遠チームへの加入」を懇願する姿を目撃してしまいました。
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ランウェイで笑って53話ネタバレ
龍之介が綾野遠に懇願しています。
育人はその様子を影からそっと見守っていました。
「俺をあんたのチームに入れてくれ」
「前も言ったが、君はいらないんだ。他を当たってくれ」
「なんでっスか! 俺はそこら辺のやつらより確実に」
「頭に響くなぁ。黙ってくれない? 僕は今、気が立ってるんだ」
どうやら龍之介は前から綾野遠に「綾野遠チームへの加入」を頼んでいたようです。
ですが綾野遠は少しも相手にしません。
龍之介に冷たい言葉を投げかけると、その場から去っていきました。
綾野遠に全くと言っていいほど相手にされなかった龍之介。
遠くから様子を見ていた育人の存在に気付き、声をかけます。
ですが、かなり苛立っているようです。
「俺は俺より上手くてムカつくやつの下にしかつかねぇ」
「そこで技術、センス、そいつの骨の髄までしゃぶりつくして」
「そんで次、ぶっ潰す」
「俺はお前に負かされたつもりはクソほどもねぇ!」
龍之介にとって育人は「ぶっ潰したい相手」ですらないようです。
龍之介の態度に、これまでの出来事が走馬灯のように育人の中に流れました。
色々なことがあったせいか、育人の心は自分でも驚くほど静かです。
「お願いします。力を貸してください」
「しつこいな! なんでそこまで食い下がる!」
「ぶっ潰したい人がいるから」
育人の言葉に、龍之介は育人と綾野遠のやり取りを思い出します。
育人は綾野遠に対し「勝つつもりでいる」と話していました。
少し考えた龍之介は、育人に「下につくメリット」を尋ねます。
育人の答えは……。
「ごはん奢りますよ!」
貧乏な育人は普段、自分が食べるだけで精一杯です。
そんな育人がご飯を奢るというのはすごいこと。
ごはんを奢ることについて必死に説明する育人に、龍之介は言葉を返します。
「『飯食う』じゃ下につくわけねぇだろ」
「ストレス発散にお前をサンドバッグにする」
「しごき倒してやるから文句言うなよ」
龍之介が育人に協力してくれることになりました。
場所を移動し、育人の書いたデザイン画を見る龍之介。
その表情は少し険しいです。
育人のデザインは凡庸でした。
龍之介は心の中で、育人のことを「所詮高校生」と位置づけます。
メンズのデザインに詳しくない育人。
そんな育人のために、龍之介はパンツの種類などを解説していきます。
龍之介に言われ、さっそくパンツのパターンを始める育人。
あっという間にパンツのパターンを完成させた育人に、龍之介は驚きを隠せません。
パンツは4枚の布を繋ぎ合わせて立体にします。
よく動く部位に纏うため、余計なシワが出来やすいそうです。
パンツのパターンは龍之介が言うには「シンプルがゆえにクソ難しい」とのこと。
そんなパンツのパターンを呆気なく完成させた育人。
育人の高いパターン能力は、龍之介でも認めざるを得ませんでした。
しかしそれだけで育人を認めはしません。
龍之介はあえて口を出さずに、育人がどうデザインを調和させるのか、見守ります。
「タックが直線的な要素なら、ダーツにして展開してみようかな」
「メンズパンツに曲線的なアプローチしたいなって」
「ヒラヒラふわふわしたスカートっぽい雰囲気に」
「素材は男性用のものより柔らかいウールを使って」
育人はすぐさま女性向けのデザインを考え始めます。
その様子と発想に、龍之介は過去に綾野遠に言われた言葉を思い出します。
「単純な話だよ。作り方がウィメンズじゃなかった」
メンズの作り方でデザインしたことが、一次予選での敗因でした。
8月下旬で凡庸な、間に合わせのデザイン。
育人のパタンナーとしての能力を認めながらも、デザイナーとしては負けていないと自分に言い聞かせる龍之介。
そんな龍之介の気持ちを知ることもなく、育人は作業を進めます。
「どうしよう。デザイン全部直したい」
「なんだか、いける気がする!」
「龍之介さん、僕とチームは組んでくれないんですよね?」
「なら……1人で作るからデザイン画なんていらないっか!」
育人は嬉々とした表情でデザインを思い浮かべ……
ついには手元にあったデザイン画を全て破ってしまいます。
「龍之介さん、ありがとうございます」
「龍之介さんのおかげで、アイデアが頭の中にいっぱいです!」
龍之介のおかげでアイデアが頭の中に溢れ出した育人。
勝機を見出したようです。
目を輝かせ、嬉しそうに服の作製を始めます。
実は、育人の誘いに気持ちが揺らいでいた龍之介。
小さく笑い、左手で頭を抑えました。
「一瞬迷った」
とだけ言葉を返し、本心は隠します。
龍之介は心の中で決めました。
「都村育人。次はぶっ潰す」
龍之介の気持ちを知ることなく、ショーに向けてデザインを進める育人。
育人が苦手としていたメンズ服に、光明が差しました。
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ランウェイで笑って53話感想
そういえば龍之介ってメンズ専攻でしたね。
回想見てようやく、一次予選の時にそんな理由で負けた人がいたなぁ、と思い出しました。
そんな龍之介が、育人の希望となります。
龍之介の持つメンズ服の知識が、育人の考えたパンツスタイルの作製に役立つことに。
龍之介が凡庸だと告げた初期のデザイン。
それを、今回浮かんだアイデアでどのように変えるのか、がポイントです。
少なくとも、凡庸と評されたデザイン画と同じということはないでしょう。
育人自身も「デザイン全部直したい」と言っていますし、作りながら手直しを加えていくと思われます。
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ランウェイで笑って54話考察
次話タイトルは「タイムフライズ」
英語にすると「time flies」。
「光陰矢の如し」を意味する言葉ですね。
時間が飛ぶ……次話で芸華祭ファッションショー準備編が終わるということでしょうか。
綾野遠チームはどうなるのか、育人のデザインはどんなものになったのか、心&千雪チームはどうなったのか。
それらが次話で明らかになりそうですね。
育人がどうなるのか、次話に期待です。
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