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紅葉の棋節【ネタバレ】第8局「鬼の住み処」感想!

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紅葉の棋節【ネタバレ】第8話

「奨励会は月二回。一日3局(段位者は2局)指す。その勝敗の数で昇段・昇級(後段・降級)が決まるわけだ!」と銀杏の解説からスタート。
兄から聞いてるからしってると、紅葉。
「私が言いたいのは、皆もプロを目指してるから死に物狂いで勝ち星をとりにくるってこと。奨励会が何て呼ばれてるか知ってる?
 通称、鬼の住み処さ。」

紅葉対雪柳戦です。
 雪柳 「香落ち戦(左下の香車がないハンデ戦)は初めて?」
 紅葉 「いえ、以前に一度だけ・・・」
 雪柳 「そっか・・じゃあ僕が3級で君が5級だから、僕が香落ちなのは分かる?」
 紅葉 「は・・・はい!」
 雪柳 「ま、ハンデ戦だからって遠慮しないでね!」
 紅葉 「はい!」
雪柳にものすごい気迫を感じ取る紅葉。

 「それでは始めてください。」の掛け声とともに、奨励会での紅葉の1局目開始です。
開始早々に雪柳の一手にとまどう紅葉。
(蔵道くん、君に教えてあげるよ。奨励会で勝つということがどういうことなのか・・・)

『 雪柳回想 』
雪柳 「待ってください青木さん!!今日例会ですよ!もう帰るってどういうことですか!!」
目の前には、将棋会館を後にしようとする、青木の姿。
青木 「雪柳・・俺さ、2ヶ月後には21になるんだ。それまでに初段になれなきゃ退会・・・もういいんだ。」
雪柳 「でも。まだ6連勝したら間に合うじゃないですか!」
青木 「そんなのできるわけないだろっ!!」
険しい表情の青木。
青木 「赤江先生に弟子入りして、奨励会に入って7年・・・何もかも犠牲にしたってのに・・・
    気付いたら追い抜いていった市原六段は、同期で最強の大谷も倒しちまって・・・なのに俺は奨励会の1級だ。
    もういいんだ・・・もう・・・お前らは勝てよ・・・こっち側に来たくなけりゃな・・・」
さっきの険しい表情は消え、落胆の表情の青木。将棋会館を後にした・・・
雪柳 「絶対負けちゃダメだ。市原門下にだけは負けちゃダメだ。」
赤江門下 「ああ!」                              回想終了

(そう、ここは奨励会。勝った奴だけが生き残り、負けた奴は死んでいく。今日はその洗礼。奨励会を生き抜いてきた僕の将棋で、
 蔵道くん・・・君を倒す!) 手を進める雪柳。

──将棋に手応えを感じられない紅葉。淡々と局面が進んでいるように感じる・・・。ここで気付く紅葉。
「攻めさせられている?」
にやりと雪柳。「ここからは、僕の時間だ!!」

思い通りに指させてくれず、やりにくさを感じ続けている紅葉。得意の立ち回りを封じられ、攻めに転じさせられている紅葉。
抗うこともできず、何も出来ず・・・自分の将棋が凍らされるような感覚。 青ざめている紅葉。
まるで、極寒の地で吹雪に見舞われる感覚!!手、足を凍らされて動けず、何もさせてもらえないという感覚に落ちている紅葉。

これが僕の将棋・・・事前に対局する可能性のある人物の棋譜を可能な限り研究し、棋譜や得手不得手を徹底的に調べ、
得意な局面を封じ、不得意な方へ誘導する── 全ては勝って生き残る為。君の将棋は完全に封じた!!
 雪柳の研究の成果ということでしょう。

このままじゃ詰む。紅葉の脳裏に「奨励会が何て呼ばれてるか知ってる?」という銀杏のい言葉が浮かんできます。
そうか、この人は──鬼だ。奨励会という極寒の地で生き抜いてきた修羅なんだ。

 雪柳 「そうさ・・・君と僕とじゃ積み重ねてきたものが違う。自分がこの手で殺してきた将棋指しの命が、散っていった同門たちの
     想いが、僕の将棋には積み重なっているんだ。」
 紅葉 「俺だって積み重ねてます。兄貴の・・・師匠の想いが俺の将棋を支えてくれています。

──紅葉、君なら勝つよね。君と指していると伝わってくる。君が今までしてきたこと・・・どんな思いで盤に向かっていたか。
  君は桜さんを失ってどうしようもない気持ちをつもらせるように私と指していた。いや・・・私と指していないときも、
  棋譜を並べて一人で研究して・・・・
  だから燃やせ紅葉。その積み重なったどうしようもない想いを・・・燃やすように指せ!!── 銀杏の紅葉への想いです。

雪柳の手に反撃をしかける紅葉。
 「ありがとうございます、雪柳さん・・・僕の事、随分と研究して下さったみたいで光栄です。
  ──でも、合格してから入会までの2ヵ月間、何もしてこなかったわけじゃありません。」 それこそ鬼の形相の紅葉。
「ホント・・・手強い手強い」 にやりとする雪柳。

紅葉の棋節【ネタバレ】第9話考察

 鬼たちが多く住む奨励会。まあ当然でしょう。昇段・昇級(降段・降級)がかかっているわけですから。
ここで、それぞれの昇段・昇級(降段・降級)の条件を列記しておきます。

6~1級  昇段・昇級条件 6連勝 9勝3敗 11勝4敗 13勝5敗 15勝6敗

初~二段 昇段・昇級条件 8連勝 12勝4敗 14勝5敗 16勝6敗 17勝7敗
  
     降段・降級条件 2勝8敗以下で降段級点1つ 降段級点を消すには3勝3敗以上の星を収める
降級・降段条件は同一

かなり厳しい条件。それは、雪柳でなくとも、鬼になると思います。

さて、紅葉、「攻めさせる将棋」を打つことができていません。不得意な「攻める将棋」を打たされています。
雪柳は、完全に紅葉の打ち筋を掌握している模様。 ただし、「入会までの2カ月」という、雪柳の知り得ない期間があります。
どれだけ成長しているのか、また「攻める将棋」から「攻めさせる将棋」に転じることができるのか!!
対局はまだまだこれからです!!!

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