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ブラッククローバー【ネタバレ】197話「まやかしの希望」感想!

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ブラッククローバー 196話 あらすじ

ロンネから出てきた悪魔は、自分がエルフ達を人間に襲撃されるように仕向けた張本人だと告白した。

それを聞いて激高するパトリだったが、悪魔の言霊魔法に苦戦する。

悪魔の圧倒的な魔法に勝てないと思ってしまったユノだったが、それはもし1人だったらと言った。

そこへアスタとミモザが合流し、悪魔との戦いに挑む。

ブラッククローバー 197話 【ネタバレ】

天井の穴から登場したアスタとミモザが、悪魔やユノ達がいる所に降りている最中、ミモザが悪魔に対して抱いたのは異質な存在だと言う事だった。

アスタも「黒くて気持ちワリー」と言っているように、アスタの存在はエルフとも異なる存在感を発していた。

しかし、アスタだけは同時に知っているような感じを抱いた。

アスタ達の登場に悪魔は「招かれざる客が来ましたね」と言うけれど、今の自分は特に興味が無いとでもいうように無視し、パトリの元へ歩み寄った。

その瞬間、パトリは悪魔が言霊魔法、つまり口にした事象を現実に起こす魔法の持ち主だと言う事で、近づく前に攻撃を試みた。

光創生魔法“裁きの光鞭”を発動させ、悪魔に向かって攻撃しようとしたがその前に悪魔が「消えなさい」と言った。

悪魔の発言は全て言霊魔法となるので、パトリは下から何本も攻撃され串刺しにされてしまった。

パトリの悲鳴が響く空間で、ユノが「黒くて気持ちワリィのが元凶だ」とアスタに言った。

アスタも分かっていたのだろうと思われ、そのまま攻撃に行くかと思われたが、悪魔が「刃の嵐」と言った事で、頭上には無数の剣が現れてしまった。

その剣が降り注いできたので、アスタはアンチ魔法で跳ね返そうとしたが、魔法の剣だけでなく本物の剣が紛れていたため、アンチ魔法だけで消すことが出来なかった。

ユノもマナゾーンを使い華麗に避けていくが、攻撃にまでは手が回せない状態だった。

さらに悪魔は「真空の壁」を発動させ、アスタとユノの動きを封じると、「潰れなさい」「拉げなさい(ひさげなさい)」「毀れなさい(こぼれなさい)」「欠け穿げなさい(かけうげなさい)」と続けざまに言ってきた。

ガレキの下敷きになってしまったアスタとユノだったが、悪魔は邪魔は許さないと言うと、再びパトリの元に歩み寄っていった。

五百年前に受肉を失敗した時に目を付けたのがパトリだったと語り出した。

悲劇と使命感で簡単に転生(きんじゅつ)に手を出したと言うと、パトリは自分達を転生させたのはリヒトであり、禁術に手を染めてでもその思いを貫こうとしたと言い放った。

しかし、悪魔はエルフを転生させたのは自分だと言い、パトリに私が用意した道を歩いただけだと言う事実を告げた。

自分はリヒトに選ばれたと思っていたパトリにはとても受け入れられなかったが、悪魔はパトリに向かって優秀なコマだったと告げ、「ご苦労サマ」と言うと不敵な笑みを浮かべた。

その事実を知って発狂し、悪魔は「アナタ達の夢や欲望は最高の玩具(オモチャ)ですよ」言い放った。

パトリの声で目が覚めたのか、ガレキの下敷きになっていた二人が立ち上がり「フザけんなよ…!」と声を上げた。

悪魔に対して、ユノは「メチャクチャにしやがって」と言い、アスタは「何様だ」と悪魔に向かって言い放つ。

アスタとユノは、お互いがいるから負けられないと言う思いが溢れ出てくる。

するとユノは、湧き上がる魔力が、風の魔力が、周りの物質を風化させている。

アスタの方は、五つ葉のグリモワールを持つからなのか、悪魔さえもあちらの悪魔が自分の魔力に共鳴しているように感じるほど溢れ出たアンチ魔力によって、周囲の魔法を打ち消していた。

「オレの邪魔するんなら、オマエが壊れろー!」と叫びながら、二人は刃の嵐を、ユノは実体の刃、アスタは魔法の刃を防いで悪魔に一撃を掠める事が出来た。

ブラッククローバー 197話 感想

今回は悪魔の存在感が凄かった回だなと思いました。

特に言霊魔法は言っただけでその事象を引き起こしてしまうと言う恐ろしい魔法として、アスタ達の脅威となっていましたね。

感知タイプのミモザはいち早く悪魔の異質さに気付いたものの、アスタも早くから本能でこいつはヤバイ奴だと感じ取っていたように思います。

しかも五つ葉のグリモワールを持つアスタは、悪魔の魔力に共鳴するほどの何かを秘めていると言う事で、今後は楽しみです。

今回はパトリが真実を聞かされる場面が多く、パトリには受け入れられない部分も多かったのではないかなと思いました。

リヒトを尊敬し、自分達の存在意義をリヒトに見出しているようなパトリにとって、転生させたのがリヒトではなく悪魔だったと言うのもショックを受けてしまった要因の一つだと思いました。

また一度は戦闘から離脱していたアスタとユノが、パトリの悲鳴を聞いてふざけるなと怒る場面も感動しました。

相手が何でもオレは折れないと思ったアスタとユノには、お互いがいるから強くなれると言う絆を強く感じてしまいました。

幼い頃から一緒に育ってきたからこそ、そしてライバルとして競い合ってきたからこその言葉かなと思って涙してしまいました。

ブラッククローバー 198話 考察

今回は悪魔との戦いにおいて、悪魔の方が圧倒していたなと言う印象を受けました。

言霊魔法と言う魔法と悪魔の圧倒的な魔力によって生み出せれる攻撃を、最初の頃はかわすことが精一杯だったアスタ達でしたが、最後の攻撃は見事でした。

アスタとユノで、実体の刃をユノが、魔法の刃をアスタが弾いて悪魔を攻撃した時には、二人で戦えば最強のペアになるのかなと思わされました。

しかし、悪魔もまだ完全な力を発揮しているのかと言うと、そうではない気がします。

今回二人の攻撃を受けて、多少なりともダメージを追ってしまった悪魔の反撃を、二人はどのように立ち向かっていくのか注目したいと思います。

また、悪魔との戦いは続いていく中で、アスタのグリモワールに棲むと言われている悪魔が今後のカギを握ってくるのかなと思いました。

次の展開も楽しみにしています。

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