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日の呼吸とヒノカミ神楽の出会い!真の継承者は誰?

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日の呼吸とは?

「鬼滅の刃」といえば、主人公・竈炭次郎の成長物語である。
その竈炭次郎が今、懸命に資料を調べ、探しているのが「日の呼吸」であり、彼の使う必殺の技が、先祖から代々伝承されている「ヒノカミ神楽」である。

今回はその中でも、まだまだ謎のベールに包まれている「日の呼吸」に焦点を当て、いろいろと掘り返して行こうと思う。

日の呼吸の手掛かり

全ての呼吸の始まりの呼吸とされる「日の呼吸」。まずはその手掛かりとなる記述を追いかける事から始めよう。

「日の呼吸」で、真っ先に思い浮かぶのは、炭次郎が蜘蛛の鬼・累との激しい闘いのさなかに突然現れる回想シーンであろう。

病床の炭次郎の父が上半身を起こし、幼い炭次郎に優しく語りかける。「息の仕方があるんだよ。どれだけ動いても疲れない息の仕方が。」第40話(単行本5巻)より

今考えるとこの時の「息の仕方」というのが「日の呼吸」であるという事は、誰が見ても一目瞭然である。

そして炎柱・煉獄杏寿郎の父、槇寿郎が炭次郎に向かって喚きながら「日の呼吸」について語る場面と、彼が改めて炭次郎に「日の呼吸」の事を手紙にしたためる場面が思い出される。第68話(単行本8巻)・第81話(単行本10巻)より

実は「日の呼吸」の説明シーンはこれだけで、ほんの僅かしか登場しないのである。
しかし、そのわずかの中に、非常に重要な情報が隠されている。それは槇寿郎が叫ぶ言葉、
「日の呼吸は始まりの呼吸、一番初めに生まれた呼吸。」である。

ん? まてよ、始まりの呼吸? 日の呼吸?

このキイ・ワードから連想されることといえば遥か昔、我々人間よりもさらに昔の時代にまで遡る「神話の頃を舞台にした話」―――に、心当たりを発見したのである。

日の呼吸と天照大神の関係

その昔、この世が誕生して間もないハ百万(やおおろず)の神々が住まわれる神話の時代。
地上に降りて国造りを始めたイザナキとイザナミ。

そのイザナキからアマテラス、ツクヨミ、スサノオの三人の神(三貴子)が生まれる。
アマテラスは太陽の神で、日の光の象徴であり高天原を治め、ツクヨミは夜の神、月の神で夜を治め、スサノオは海を治めるのだが、ここで問題となるのはアマテラスである。

この日本には、そのアマテラス、すなわち天照大神の血を受け継ぐ、皇族以外の一族が密かに存在し続けていた。それがアマテラスの呼吸=日と光の力=「日の呼吸」を代々受け継ぎ継承してきた「耳飾りの剣士」の一族である。

そしてもう一点、注意してもらいたいのはアマテラスの弟で、スサノオの兄であるツクヨミこと月読尊(つくよみのみこと)である。
彼に対する神話の記述は殆どなく、その存在自体が謎のベールに包まれている。

しかし彼の名前を注意して見ると……ツクヨミ=黄泉の国=死の国となる。
そして彼は「夜」と「月」の神。しかもツクヨミをお祀りする神社には「鬼」の名を冠したモノまで存在する。

死、夜、月、鬼……。これはいったい何を意味するのだろうか?

そう、ツクヨミから派生した一族のひとつが産屋敷燿哉や鬼舞辻無惨の一族であったとしたらすべてが繋がるのである。

光と闇、陽と陰、太陽と月、生と死。

過去にアマテラスとツクヨミは仲違いし、激怒したアマテラスはもうツクヨミには会いたくないと言い張り、それによりこの世は昼と夜に分かれたという神話が残っている。

鬼舞辻が日の呼吸の使い手、「耳飾りの男」を目の敵にする理由この神話の時代からの古い因縁があったからではなかろうか。

日の呼吸とヒノカミ神楽の出会い

天照大神(アマテラス)の呼吸から生まれた「日の呼吸」は、密かに「耳飾りの一族」へ連綿と受け継がれていた。それは月読尊(つくよみのみこと)から派生した「闇の力」を無効化し、元の純粋な無へと返すことが出来るのが「日の呼吸」なのである。

では、「耳飾りの剣士の一族の末裔」と炭次郎の先祖の「炭吉」の出会い、「日の呼吸」と「ヒノカミ神楽」の出会いの場面を想像の翼を使って「剣士の目線」で追っていこう。

江戸時代後期、鬼舞辻無惨を追い、放浪の旅を続ける「耳飾りの一族の剣士」は、偶然、鬼に襲われていた竈炭吉一家と出会い、急いで助け出す。

炭吉は命を助けられたお礼にと、剣士を家に招き、ぜひゆっくり逗留するようにと願い入れる。炭吉の屈託のない素直な笑顔に負けて、剣士はそれを快く承諾し炭吉の家族と和やかで静かなひと時を過ごすのであった。

その時、剣士は肉親が全て鬼に殺されていたため、自分の無力さを嘆き、そして受け継がれるべき「日の呼吸」の後継者がいないことを炭吉に淡々と語って聞かせた。

突然炭吉が「自分が日の呼吸の伝承者になります。」と、剣士に告白する。最初は断っていた剣士だったが、炭吉の粘り強い説得と、熱心でひたむきな気持ちと、真っ直ぐで曇りのない目に根負けした剣士は、彼に〝日の呼吸〟を伝授することを承諾する。

「日の呼吸」を教えながら、炭吉の素質と、竈家に代々伝わるという「ヒノカミ神楽」を耳にした剣士は、炭吉が自分と同じ「天照大神の一族のひとつでは?」と薄々感じ取る。

そして、炭吉が長く厳しい修業に耐え、「日の呼吸」を見事に会得するのを見届けた剣士は、炭吉に一つだけ頼みごとをする。

それは、「この呼吸と耳飾りだけは、途切れさせずに必ず継承させる」という事であった。2人の心は信頼で固く結ばれ、鋼の如き握手を交わすのであった。

そして剣士は免許皆伝の「耳飾り」を炭吉に託し、安心して再び旅立って行くのであった。

その後、炭吉は「日の呼吸」伝承者の印である「耳飾り」をつけ、さらなる鍛錬の末、「日の呼吸」を進化させ、代々受け継がれた「ヒノカミ神楽」と組み合わせることにより並みならぬ集中力と瞬発力、鬼にも負けずとも劣らない身体能力を生み出したのである。

その事を「耳飾りの剣士」は知る由もない。
その後の剣士の運命は前回の「黒死牟の正体」で述べた通りである。

上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の正体が日の呼吸・耳飾りの剣士!?

日の呼吸の継承者

近い将来、炭次郎は「日の呼吸」の最後の生存者を見つけ出し、その人物に弟子入りし、厳しい修行に耐え、「日の呼吸」を教わり、ますます強くなっていくに違いない。他にもいっぱい語りたい事があるのだが……。

それは次回の「ヒノカミ神楽」の考察にとっておきたいと思う。

――――――なんて、超勝手な憶測と物語を作り、自分勝手に楽しんでみた今回の「日の呼吸」における考察でした。

皆さんもたっぷり想像して、心いくまでドンドン楽しんでみて下さい。

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