ブラッククローバー【ネタバレ】167話「復讐の道 償いの道」
【関連記事】
前回アスタ達の目の前に突如登場した白夜の魔眼のラデスとサリー、ヴァルトスの3人。
自分達のアジトを襲った犯人を目の前にして黒の暴牛のメンバーが怒る。
リヒトに倒され、自らの屍霊魔法で蘇ったラデスであったが、自分を裏切ったリヒトを許せず、復讐をすると
決意していたラデスは言い返す。
「うるせぇ!!テメェらもムカつくが、今オレが殺したいのはリヒトのヤローだ!許せねぇ、このオレを誑かし…
いいように使い…挙句自分の目的の為の生け贄にしようとしやがった…!!」と言い、リヒトに対する憎悪の
気持ちが強く、怒りがこみあげ目は血走っていた。
「リヒトは王都に向かった…!そろそろ着いている頃だろう」と言うラデス。
ヴァルトスの空間魔法を使えば王都のマーキング地点まではすぐに到着できる。
ヴァルトスの空間魔法をサリーの裏魔道具でさらに強力にすれば、あの動く黒の暴牛のアジトごと一緒に王都に
移動することが出来ると言うラデス。
「王都に急ぎてぇだろ!?目的は同じだ!」と言い、黒の暴牛の力を貸せというラデス。
いい取引だろというラデスに対して、アスタ達は黙っている。
ラックがエルフの魔力を感知して、「全員王都に向かっているようだ」と言い放つ。
アスタは黙って考えていると、ゆっくりとラデスの方に歩き出し、手を差し出した。
自分と手を組む気になったかと思ったラデスであったが、その直後突然アスタがラデスに対してラリアットを
喰らわせる。
「目的は同じ!?全然違う!!オレ達は護る為に戦うんだ!!復讐なんぞに力は貸さん!!」と怒鳴った。
ラデスが何しやがると怒ると、今度はツイストを決めてラデスを懲らしめる。
「オマエは前王都で罪のない人たちを襲いまくっただろーが!!自分だけやり返していいって!?ふざけるな!!」と
アスタは叫んだ。
「まずは復讐だ!まずは償いだ償い!!オマエは今から国を助けるために行動すんの」とラデスに向かって言い放った。
さらに十字固めを決められ、ラデスもふざけるなと抵抗する。
しかしアスタはさらに締め上げ「王都にはすぐに行きたいからよろしく!!」とラデスに頼んだ。
交渉決裂だと言いながら痛がるラデスに対して、アスタも協力しろとさらに締め上げる。
すると突然アスタが「王都に行くだけならオマエいらなくない!?」と確信をついた問いかけを投げた。
確かに空間魔法を使うのはヴァルトスで、黒の暴牛のアジトも一緒に行くために必要なのはサリーの裏魔道具が必要だと
いうことに気づいた。
ヴァルトスとサリーの2人に交渉すると、ヴァルトスは「もう一度リヒト様に会って…真実を確かめたい。その為なら
協力する」とアスタ達を王都に連れていくことを了承する。
サリーも「僕はリヒト様が好きに実験させてくれるから一緒にいただけ」だと言うと、アスタはラデスを放し、サリーと
対面する。
「オレの体調べたがっていたよね!!協力してくれてこの戦いが終わったら好きなだけ調べていいぜ!!」と言い、
サリーは大喜びする。
アスタはサリーの方をつかんで「誰かを傷つけたり迷惑かけたりしなけりゃ、いくらだって研究していいんだ!!
逆に誰かの為になる研究ならみんなが喜んでオマエに協力してくれる!!」と諭すと、研究できるならそうすると
サリーも納得する。
するとチャーミーが「反省したかい?」と尋ねて、食べなと料理を差し出し、ヴァルトスとサリーに羊の料理長の料理を
食べさせ、魔力を回復させる。
ラデスも最初は怒鳴っていたが、空腹には勝てずに「王都まで一緒に行ってやる」と言いながら、チャーミーの食事に
ありついた。
アスタも「”一緒に連れて行って下さい”だろうが」と上から言ってきたラデスに反撃しながら、チャーミーの料理を
食べていた。
場面が変わり、王都の変り果てた姿をみて絶望する人々。
そこに突如空間を割くように現れた黒の暴れ牛号が現れる。
驚く人々にたいして、アスタ達は「よっしゃー!!王都到着!!」と叫び、これからの戦いに対して気合を入れた。
ブラッククローバー167話感想
今回はアスタの活躍回だったなと思いました。
戦いのように激しい攻防はありませんでしたが、アスタが言った言葉に心を動かされる場面もあったのが、すごいなと
思いました。
ラデスとの会話でもありましたが、自分の復讐をする前に償いをしろ、その償いとして国を助けるために行動しろと
最もな事を言っていたのには、心を打たれました。
またラデスと言い合っている最中に、「というか話を聞いている限り、王都に行くだけならオマエいらなくね!?」と
核心をつくような事をアスタに言われたラデスには笑えました。
サリーとアスタが話していた内容で「誰かを傷つけたりしなければ、研究していい。誰かのためになる研究ならみんなが
喜んで協力してくれる!その方がオマエも嬉しいだろ!?」と言ったのには感動しました。
今までは自分の研究を認めてくれず、逆に邪魔してきていた魔法騎士団を嫌いリヒトについていましたが、アスタに
言われた事によって研究できるならそうすると考えを変えた。
アスタの説得によって、サリーの心をも変えたのはすごいなと思いました。
サリーは研究をしたいと言う思いから魔法騎士団と敵対するような形になってしまったけれど、しっかりアスタみたいに
想いを伝えれば、変えることができるのかと感心しました。
アスタの熱意や思いがサリーに届いたのかなと思った瞬間でした。
チャーリーの羊の調理長が作る魔力を回復する料理に、ヴァルトスやサリーが驚いていたのが新鮮でした。
魔力を回復する料理と言うのも珍しかったのかもしれませんが、美味しかったんだなと言うのが伝わってきました。
ラデスも最初は意地を張っていましたけど、空腹には勝てなくて、仕方ないから一緒に行ってやると言っていたのが
可愛いなと思いました。
ブラッククローバー168話考察
やっと目的である王都に辿り着けたなという印象です。
今まで戦闘ばかりだったので、ここにきてアスタ達にストーリーを向けられたのが、すごい良かったなと思う回でした。
ユノと別れた時に言った、王都で会うという約束も後少しで果たせそうです。
ユノ達の方がどうなっているかきになっているので、そろそろ描いてくれればと思っています。
アスタ達の話はひと段落ついたので、ユノ達や団長達の事を描いてくれることを願いつつも、結局アスタ達の
王都突入編の冒頭を描いていくかもしれないです。
来週の展開も楽しみですね。