ブラッククローバー【ネタバレ】175話「シルヴァ家の戦い」
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リヒトを含む敵の乗っている魔宮の前に現れたのは、ノゼル達を乗せている水銀の鳥だった。
水銀の鳥にノエルが乗っている事に気が付いたフィンラルは、ノエルに向かって手を振っている。
ノエルもヤミ団長やフィンラルの存在に気付いたようだった。
エンもジャック団長の姿を見つけて、驚いていた。
フィンラルがノエルに向かって「心配かけてごめんね!オレがいない間大変だっ…」と言っている最中、ノエルがフィンラルの言葉に被せて叫んだ。
「私に心配されようなんて100年早いのよヘタレフィンラル―!呑気に寝てた分今からしっかり戦いなさいよね!!」と喝を入れた。
しかし、言葉とは裏腹にフィンラルやヤミ団長が無事でよかったと安堵していた。
ノエル達と一緒に乗っていたゾラもヤミ団長を見つけて、「お久しぶりだなイカレ団長。アンタらが不甲斐ねーから仕方なく魔法騎士団に入ってやったぜ」と声を掛けたが、誰だっけと軽くかわされてしまう。
ゾラは黒の暴牛のローブを羽織り、「ふざけてくれてんじゃねーぞ。問題児だらけの黒の暴牛の団員だよ!このローブよこした責任取ってもらうぜテキトー団長が!」と叫んだ。
すると、ヤミ団長は笑いながら「おせーんだよバカヤローが!どんだけ待たせてんだ。遅れてきた分働けよ、ゾラ!」と返した。
ノゼル達が王城前近くまで来たら、ヤミ達は王城へ向かって駆け出した。
「さて王族団長さんはどこほっつき歩いてたんですか!?アナタの家大変なことになっていますよ!」と今まで王都にいなかった事をからかい、ノゼルを挑発していた。
するとノゼルもそれには怒っているのか「異邦人と平民めが」と毒づいていた。
キルシュがノゼルを励ましていたが、黙っていろと言われてしまう。
ヤミは「王様のとこはオレ達が言ってやっからテメーらは自分ちどーにかすんだな!敵は強力…無理にたおそーとすんな!あくまで目的は救出・脱出だ!どいつもこいつも死ぬんじゃねぇぞ!!」と皆に指示を出した。
ヤミが仕切っている事にジャックには文句を言われ、ノゼルも「貴様に言われずともわかっている」と冷たく対応していた。
しかし、指示通りに王のいるキーラ家にヤミ・ジャック・フィンラルが向かい、シルヴァ家にはノゼル・ノエル・ゾラ、ヴァーミリオン家にはキルシュ・ミモザ・エンと別れて、それぞれの邸に向かった。
ノゼルの水銀魔法で空を飛びながらシルヴァ邸に向かっていたが、シルヴァ邸は貴族たちの死体がそこら中に転がっていた。
その光景にショックを受けているノエルに対して、絶対に許さないと口にしたノゼル。
すると突然ゾラが飛び降りて、「好きに行かせてもらうぜ」と言い、何処かへ行ってしまった。
ゾラの突然の行動に怒ったノエルだったが、ノゼルに奴には奴の戦い方があるのだと窘められる。
その直後、敵の魔力を感知したノゼルが、全方位からくる攻撃を水銀魔法で防いだ。
すぐに防御から攻撃へと転換し、敵を拘束したノゼル。
緻密な魔力コントロールで変幻自在、攻防一体の水銀魔法!やっぱりノゼル兄様はスゴイと感心していた。
ノゼルは魔力を感知して、塔を見つめながら「最も強い者から叩くぞ」とノエルに言い放った。
その塔とは、ネブラやソリドがいる所だった。
「クソッ!こんなことがある訳ねぇ!オレは王族だぞ!」と言いながら、攻撃を放っていたソリドだったが、敵の強い魔力に邪魔されて攻撃が当たっていない。
エルフが羅針盤の針をかまえ、ソリドに向かって針が向かってきた直後、ノゼルが水銀魔法を発動させ、盾を作り攻撃を防いでいた。
ノエルもマナスキンを発動させると水創生魔法“海竜の咆哮”を敵に向かって放った。
捉えたように思われたが、エルフも羅針盤魔法“心在らずの逆針(ウィルフル・コンパス)”を発動させ、“海竜の咆哮”の軌道を変えた。
敵の魔力で満たされている空間で魔法を使ったノエルに対して、ソリドはノエルのクセに敵のマナに阻害されずに魔法を使った事を驚いていた。
ネブラも驚いてはいたが、ここは一旦退いた方が良いと考え、霧魔法“迷いの霧林”を発動させた。
しかし、エルフもみすみす逃がしたくはなかったので、羅針盤魔法“狂おしい羅津乱世界(アナザー・アトラス)”を発動させ、「私を倒さない限り、ここからは逃げられない」と言い放った。
魔力感知が得意なノゼルはすぐに異変に気付き、魔力がコントロール出来なくなっている事を悟った。
「この魔法は空間のマナを強制的にかき乱す。どれだけ強力な魔力があってもアナタたちの魔法はもう当たらないわ。そして」と言うと、羅針盤の針をノゼルに向けて、攻撃した。
「私の魔法は必ず当たる!」と言い放った。
ノエルはスナフキンを体に纏いながら、息を整え、「私はまだ…戦えます!」と声を上げた。
するとノゼルが「王族シルヴァ家の力…見せつけるぞ、ノエル!」と言い放ち、力を合わせこの状況を打破しようとしていた。
ブラッククローバー175話感想
今回はノゼルとノエルが大活躍していましたね。
ノエルとフィンラルのやりとりも面白かったです。
本当は心配していたくせに、それを口には出せず暴言を吐いてしまうノエルが可愛いなと思いました。
またヤミとゾラも、コントみたいなやり取りをしていましたが、最終的にはお互いの強さは信頼しているのだなと絆のような物を感じられた気がしました。
その後はヤミが指示を出していましたが、的確だったなと感心しました。
テキトー団長とゾラも言っていましたが、普段の不真面目さとは裏腹にきちんと物事を考えて行動しているのだなと思いました。
魔法騎士団の団長をしているのですから当たり前ではあるのですが、普段とギャップがあったので少し不思議な気分でした。
別れてシルヴァ家に向かったノエル達でしたが、ソリド達がエルフにとどめを直前に到着出来て本当に良かったなと思いました。
エルフの羅針盤の針がソリドを貫こうとした瞬間、ノゼルの水銀魔法がソリドを守った場面は本当にヒリヒリしました。
ノエルも緻密なコントロールを必要とするマナスキンを身につけ、敵と向き合っていた姿はとても頼もしかったです。
エルフも羅針盤魔法で、空間のマナを強制的にかき乱し、ノゼル達の強い魔力をコントロール出来なくさせる事で、攻撃を封じようと思ったのでしょうが、ノエルはそれでも戦おうとする意志の強さは凄かったと思います。
そんなノエルの姿を見て、ノゼルも感心したのか、見せつけるぞと言い放った後に「ノエル」と名前で呼んだ所は感動しました。
シルヴァ家の一員として認められたような一言は、ノエルも嬉しいのだろうと思ったら、涙してしまいました。
ブラッククローバー175話考察
やはりシルヴァ家に向かい、兄妹を助けに二人で行きましたね。
ノゼルにしてみれば最も強い者がそこにいたからなのかもしれませんが、弟たちを助けたのは事実ですから、やはり心配もあったのだろうと思います。
羅針盤魔法は、マナをかき乱してコントロール出来なくするなど思っていたよりも厄介だったと思います。
これからさらに戦いの中で敵の強さが出てくると思いますが、ノゼルとノエル、二人で力を合わせれば大丈夫だと思えるほど頼もしいです。
今後、水銀魔法と水創生魔法を持つ二人が、共闘ではどのような戦いをしていくのか楽しみです。
途中から一人で行動しているゾラがどういう風に戦いに絡んでくるのかも注視していきたいと思います。
また、王の所へ向かったヤミ達、ヴァーミリオン家に向かったミモザ達の戦いも気になる所です。
今後の展開も楽しみにしています。