ブラッククローバー 155話「お前には負けない」のネタバレあらすじ
リヒトの魔法により、仲間たちが転生させられてしまいピンチに陥るアスタ。
転生した事により敵対する形になってしまった。
しかし、転生させたはずのユノは、アスタの言葉に反応し、正気を取り戻した。
元々自我が強かった為か、一度正気になれば転生状態でも自我を保っていられている。
アスタはユノが戻ってきて、安堵した様子だった。
ユノは転生して耳が尖っている状態だったが、自分では特に気にする素振りも見せず、逆にアスタの方が驚いていた。
ベルのおそろいと言う場違いな発言には二人揃って突っ込んでいた。
ユノの、オレはオレだ、何か問題あるか?に対し、アスタもいや、ねーな!と答え、見た目は違えどいつものユノだと確信したアスタはいつも通りに戻った。
ユノが、本人の意識は眠らせている状態で、他の者の魂が体を操っている事をアスタに伝えた。
ユノ自身の体にも別の者の魂を感じたが、特に気にしてはいない。
リヒトもいるが、最大級禁術魔法を発動した代償のため、動ける状態ではない。
ユノの事はクラウス達にとっても想定外の事態だったのだろう。
正気を取り戻したユノなど邪魔以外の何者でもない。
クラウス達がアスタ達を殺してお前にもその体から消えてもらうと、臨戦体勢に入った。
クラウス達をどうやって助けたら良いか分からないが、とりあえずは気絶させて拘束するしかないと判断したユノ。
アスタには休んでいろと命令し、自分一人で片付けようと戦闘に突入しようとしたその時、アスタもユノにばかりやらせてはいられないと自分も
敵に向かって突っ込んでいった。
けれど、クラウス達も現在のグリモワールと知識を使い、合体魔法 玻璃の機動城壁(ルシャトー・ドゥ・ヴェール)を発動させてユノ達を迎え撃つ。
お互いに負けられない思いが、攻撃に集中させ、クラウス達の強力な合体魔法 玻璃の機動城壁(ルシャトー・ドゥ・ヴェール)を2人の攻撃で打ち破った。
ブラッククローバー155話の感想
アスタは最初こそ、ユノの姿に驚いていたが、姿は関係なくオレはオレだと言い切るユノにいつものユノであると確信し、問題ないと言い切れるアスタも
カッコいいと思いました。
今まで動揺していたのに、たった一言でいつも通りに戻れるユノとアスタの関係が魅力的だと思いました。
ユノが支配されずに自分をしっかり持って、アスタと共に戦う展開になって安堵しました。
一時はどうなる事かと思ったけれど、これでアスタと共に戦う姿を見られると思うと胸がときめきました。
転生して、ユノとアスタが敵対する流れになったら、涙なしでは語れなくなるところでした。
また二人が言い合っているときに、ベルの「おそろい」の言葉に二人同時に突っ込むは面白かったです。
ユノがちょっと静かにしてと至極冷静に言ったのに対し、アスタはそれどころじゃないと少しオドオドした感じが可愛かった。
少し前まで緊迫した空気のはずだったのにそのやり取りをきっかけに、いつも通りの二人に戻れたと感じがあったので、ベル、良くやったと思いました。
また、ユノとアスタのやり取りは面白く、「お前は休んでいろ」「誰がオマエ一人でやらせるか」などのやり取りは笑いを誘われてしまいました。
だが、最後のシーンは「とんでもねーのが出やがったよ、大丈夫か、ユノ?」「とてつもない魔力だ、オマエのカバーは出来ないぜ、アスタ」の言葉に、
強力な魔法ではあるけれど、それに臆する事なく、お互いを心配しつつも信頼している感じが出ていました。
今までライバルとして小さい頃から張り合ってきた関係性が見えた気がして、とても良かったです。
お互いに負けられない、その思いが強さに変わっていく感動の二人の共闘でした。
お互いがお互いを、ライバルとして認めているのだろうなと言うのを感じて涙してしまいました。
今後の考察
これからは、ユノとアスタでクラウス達を倒して救い出すと言う展開になると思うが、転生した仲間とどう戦うのか、そしてどうすれば助けられるのかと言う問題も出てくる。
ユノはアスタの魔法帝になると言う言葉に反応して、魔法帝になるのは自分だと自我を取り戻すのに成功したが、ほかの者もそうなるとは限らない。
しかも、ユノが今は自我を保っていられているが、リヒトが動けるようになったり、何らかの理由で正気を失ってしまった時に、アスタと対峙する可能性も出てくる。
本当のクラウス達も今は眠っている状態であっても、二人なら先輩の体であろうが、敵である限り容赦なく戦う。
ユノは敵と戦いながら、作戦を立てていきそうな気もするし、そこにアスタが絡めば面白い展開になるかもしれない。
今は気絶させる方向なので、仲間の体であろうと思い切り戦って気絶させるだけの衝撃くらいはあたえるだろう。
合体魔法以上の魔法を使ってこない限り、アスタ達の勝利は堅いと思う。
しかし、アスタの言葉に体は反応したと冒頭で言っていたので、もしかしたら助けられる前に自分で意識を取り戻す可能性もある。
その場合、完全に意識が戻っていたなら転生した状態のままユノみたいに一緒に戦うのか、また戻りかけている状態でアスタ達と対峙する形になるのかなど
展開はいくつか予想できる。
今後の展開が楽しみである。