前回のお話では、創真がブッシュドノエルを作りお披露目をしました。創真は、そのケーキにアイスのスプーンを使って芸術的な見た目に仕上げ、乳製品等既製品を一切使わない身体に優しい材料を使って、そして食べる側の気持ちを考えた上での真夏のクリスマスケーキを仕上げたのでした。そして更に花火を打ち上げると宣言して終わっています。
食戟のソーマ【ネタバレ】295話
今回はその花火がメインのお話でした。ケーキの上に乗っていた花火が割れると、キラキラしたものがケーキに降りかかります。それは「コーヒークランブル」というお菓子でコーヒー豆や果実の実を混ぜすりつぶしたものでした。まるで線香花火を見ているかのようにしばし光り輝きます。
更にブッシュドノエルの生地に塗っていたクリームが溶け出し、創真がアイスのスプーンで刻みを入れた所に染みわたっていきます。
ここで創真のケーキに対する計算が次々と明かされます。
まず、クリームは気温によって溶けるようにブラウンクリームを使用していること。そしてそのブラウンクリームが溶ける事によって、コーヒークランブルのパサつきが消えること。更に生地に乳製品を使わなかった事で、コーヒークランブルの味を引き立たせたこと。
創真の考え尽くされたケーキに審査員もサージェも驚きます。創真曰く、一流の定食屋だから、と。お客様の事を常に考えてきた事を伝える言葉でした。そしてひと口食べたサージェは完敗を認めます。
そして審査員から創真の勝利を告げられます。技術的な事だけではなく、食べる側の事を考えて作られた所を評価されました。落ち込むサージェに、才波にリベンジをしたい、と創真は言います。しかし才波に勝てない原因は包丁にある、とサージェは言います。
一方、別の会場では才波と司が呼ばれ、今回のお話は終わりです。
食戟のソーマ295話の感想
今回も前回同様、創真の計算しつくされた料理に驚きました。一流の定食屋だから、の創真のセリフに痺れます。創真が才波に勝てない理由がなぜ包丁なのか気になる所ですが、恐らく次のお話は司と才波の対決のお話だと思います。ほぼ無敗の二人の対決が楽しみです。